

Tech.neoで得た“気づき”と“スキル”が、今の職場で活きています

S.N.さん
通所期間9カ月後- 就労先
- 株式会社トライアルベネフィット
- 職種
- 事務
- 働き方
- 障がい者雇用
- スキル
- Excel、Illustrator
就職までの道のり
- 利用開始
- 9カ月後
TR雇用開始 - 10カ月後
本採用決定!
どのような仕事や役割を担っていますか?
店舗をサポートする業務や、POPの作成も担当しています。
TRIALの店舗をサポートする部署に所属しています。主な業務は、Excelを使用した店舗関連のデータの集計作業や、Zoom会議の設定、会議資料の共有などです。また、お客様にキャンペーン情報をお知らせするため、ポイントなどのお得な情報を記載したクーポンや、店舗に掲示するPOPの作成も担当しています。自分が作ったものが実際に店舗に並び、お客様の目に触れていると思うと、とてもやりがいを感じます。時々、店舗から直接問い合わせが来ることもあり、対応が難しいと感じることもありますが、そういった場合は一人で抱え込まずに上司や先輩に相談するようにしています。

就職活動中、どのような課題があり、それをどう乗り越えたましたか?
見学や体験を重ねるうちに、自分に合う仕事について理解できるようになりました
就職活動中は、「自分に合った職場はどんな所だろう」と考えており、自身の得意なこと・不得意なことを明確にすることが課題でした。
そのために、就労移行支援事業所のサポートを受けながら、自己理解講義や企業見学、職場体験などを通じて探していきました。5社ほどの見学や体験を重ねるうちに、徐々に自分に合う仕事が何かを理解できるようになったと感じています。
失業保険の給付が切れる時期が近づいていたため、経済的な面で「受からなかったらどうしよう」という不安も少しありました。
最終的に現在のTRIALに決めた理由は、職場体験をさせていただいた際に感じた「職場の雰囲気」と「業務内容への興味」が一番大きかったです。
今後どのようにキャリアを積み重ねていきたいですか?
周りから「必要な人材だ」と思っていただけるよう、主体的に業務に関わっていきたいです
今後の目標は、正社員になることです。 そのためには、ただ指示された仕事を受けるだけでなく、自分から積極的に仕事を見つけ、取り組んでいく姿勢が大切だと考えています。特に、元々デザインに興味があったので、現在担当しているPOP制作はやりがいを感じる業務の一つです。今後はこの経験を活かし、さらに多くの制作物を任せていただけるようになりたいです。 周りから「必要な人材だ」と思っていただけるよう、主体的に業務に関わっていきたいです。

自身が持っている強みやスキルが企業に貢献した、具体的な事例を教えてください。
Tech.neoで得た2つのスキルを活かし、今後も業務に貢献していきたいです
Tech.neoでの訓練を通じて身につけた、2つのスキルが私の強みです。1つ目は、現在のデータ集計業務でも役立っているExcelのスキルです。実際に店舗のデータを処理する際に知識を活用することができています。
そしてもうひとつが、心の健康を保つためのセルフケアに関する知識です。物事に集中して取り組むためのコンディションの整え方や、ストレスとの向き合い方を学びました。この学びのおかげで、細かいデータ集計作業でも集中力を高く維持できていますし、困難な課題に直面した時も冷静に対処できています。 この2つのスキルを活かし、今後も安定して業務に貢献していきたいと考えています。
障害者枠での就職を考えている人へのアドバイスをお願いします。
自身の特性に合った仕事を見つけることが、その後のスキルアップに繋がっていくはずです
今までの就職活動では、「こんな仕事がしてみたい」という憧れや、やりたい気持ちを優先して考えていました。
しかし、支援員の方々と自己分析を重ね、訓練で様々な業務を体験する中で、大切なことに気づきました。例えば、漠然と「デザインに関わる仕事」に憧れていましたが、実際にやってみると、私にとっては「ルールや手順が明確な業務」の方が、はるかに集中でき、自分の強みを発揮できると分かりました。
「これをやりたい」という気持ちも非常に大切ですが、それがご自身の特性に合っていないと、長く続けることや成果を出すことが難しくなってしまう場合があると感じています。
ですから、焦らずにまずは「この仕事は自分に合っているだろうか?」という視点で、ご自身の得意なことや、心地よくいられる環境を基準に仕事を探してみるのが良いと思います。自分に合った仕事は、安心して自分の力を発揮できるので、自信にも繋がります。そして、自信が生まれると、自然と「もっとスキルアップしたい」という意欲も湧いてくるはずです。
自分に合った仕事を見つけることが、その後のスキルアップにも繋がっていくはずです。

オープン・クローズでの働き方に悩んでおられる方にアドバイスをお願いします。
オープンで働くことで、自分に合ったレベル感で仕事ができ、とても集中して働きやすくなったと感じています。
私個人の経験としては、オープンで働くことを選んで良かったと感じています。
以前、クローズで働いていた時は、周りから求められることのレベルが非常に高いと感じ、それに応えられず苦しい時がありました。 現在はオープンで働くことで、障害へのご理解をいただいた上で、自分に合った仕事のレベル感で業務に取り組むことができています。
また、面接時にお伝えした配慮事項についても柔軟に対応していただいているため、とても集中して業務ができています。そのおかげで、以前よりもずっと集中して働きやすいと感じています。