企業インタビュー

今回は、福岡市博多区の株式会社NTT西日本ルセント九州支店様(以下、NTT西日本ルセント)へのインタビューをご紹介します。NTT西日本ルセントはNTT西日本グループの特例子会社(障がいのある方の雇用促進を目的とした子会社)として2009年に設立され、九州支店は2018年に開設されました。独自のシステムを使用した社員サポートや体調管理についてなど、障がい者雇用に対する取り組みについてお話をお伺いしました。

出来ないことは気にせず、それ以外で出来ることを考えています。

株式会社NTT西日本ルセント

達木 学様

いつからNTT西日本ルセント様で働かれていますか?

2018年に九州支店が発足した時の一期生です。脳出血による左半身まひの障がいを抱えるまではPCを使った職業ではなかったのですが、就労支援センターでITのスキルを学んで、今の状態(障がいがある状態)でどれくらいパソコンが使えるか訓練したりなどしました。

グループのリーダーを務められているとのことですが、どんな業務をされていますか?

現在担当している電柱敷地管理業務において、メンバーの業務割り当てなどのグループ内調整、業務手順の効率化、業務全体の進捗管理などを行っています。

働く中で常に意識していることはありますか?

障がい者雇用の職場は年齢層が幅広く、私は年長の部類に入り頼られることが多いため、若い人とのコミュニケーションがちゃんと取れるように意識しています。そこを活かして周囲をフォローしたりなどをすることが求められていると思っています。

働くうえで大変なことはありますか?

障がい者雇用はセカンドキャリアになることが多いという点は意識しています。一度は他の職場などで失敗した経験のある人が多い傾向がありますので、失敗しても周囲でフォローするという話をしています。

ご自身が持っているスキルで会社に貢献しているなと思える具体例はありますか?

周りの人のスキルが高いので、そういったスキルがある人たちを立てて、フォローしているところでしょうか。最初は自分が頑張らないとと思っていたのですが、難しいところはあるので、任せられる事は任せて自分の得意分野を活かせる部分を考えることが大事と思うようになり、個人で上手くいかなくても、チーム全体として上手くいけば良いと思っています。

同じように障がいで悩まれている方にメッセージはありますか?

障がいの特性による得意不得意を考えて、「自分に何ができるか」を考えています。障がいによる効率の低下など、出来ないことは気にせず、それ以外で自分の得意なこと、出来ることを考えています。

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今回訪問した企業様の会社概要

企業名
株式会社NTT西日本ルセント
従業員数
344名以上(九州支店:46名)
事業内容
NTT西日本グループなどからの種々の受託業務

インタビュー:2024年9月12日
※掲載内容はインタビュー当時のものです。

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