NTT西日本ルセント様の「企業が求める人財像」セミナーにbiz.mateの皆さんと参加しました
6月20日(木)の午後、福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)にて、“企業が求める人財像”のセミナーにbiz.mateの皆さんやアソウ・ヒューマニーセンター様・Kompis様・ディーキャリア様・リネオス福岡天神様(五十音順)の利用者さんと一緒に参加いたしました。
セミナーを開催されたのは、特例子会社のNTT西日本ルセント、ご登壇者は同社の林 祐行様です。
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NTT西日本ルセント様の人財の考え方
NTT西日本ルセント様では障がいがある方が336名(2023年6月時点)働かれておられるとのことです。
企業が求める人財像は、「人材」ではなく「人財」、社員の皆さんは財産であること、そのために社員の皆様が光り輝いて働ける環境づくりをめざされています。
働くこととは?
働くということは、自分の能力を活かすということです。また、安定就労をするためには、なぜ働くかという明確な目的が必要とのお話もありました。
働いて企業や社会に貢献すると、その分だけ対価として給与をもらうことができます。
なぜ働くのかは、“収入を得るため”、“社会貢献のため”、“自分自身の成長のため”など、人それぞれです。
「働きたい、働き続けたいという意思」が続くのかを考えていく上で、なぜ働くのかという目的は非常に重要です。
5年後、10年後働いているイメージをしながら、ワクワクしながら楽しく働くためにも、自分が働く理由を考えてみるとよいでしょう。
心と体の健康を維持管理する力の大切さ
セミナーの中で、重要なのは健康を維持管理する能力ということを繰り返し強調してお話しされていました。
社会人にとって、体調管理も仕事のうちです。
障がいがある方が就労した後は、上司や支援者、主治医に体調や悩みを把握してもらうことで、体調不良を避けることができます。
また、自分でもぐっすり眠るなど規則正しい生活を心掛けることや、朝日を浴びて体内時計を整えることが大切です。
自分なりのストレスやイライラ解消法を見つけておくことなどの対策をするとよいでしょう。
合理的な配慮を求めるということ
会社は学校や就労移行支援事業所と違い、仕事をしてその対価として報酬を得る場所です。
そのためにも、モラルやマナーは誰もが、社会人として身につけておく必要があります。
合理的な配慮はあくまでも障がいがある方が必要最低限な配慮事項として、障がいの特性にて苦手なことや、できないことはしっかりと伝えるということが大切です。
仕事の基本ルール
セミナーでは、仕事の基本ルールとして次の3つがあげられました。
- 時間厳守
- 報連相の徹底
- コンプライアンス
ルールはビジネスを円滑に進めるための約束事です。
また、ビジネスの現場でよく使われる“報連相”のほかに、“確連報(かくれんぼう)”についてもお話がありました。
確連報とは、自分なりの考えを伝え、問題ないか確認するというコミュニケーション方法です。
しっかり確認をすることで、自分の考えと上司の考えの相違に気づくことが、確連報のメリットです。
近年の企業が求める人財の動向
近年、企業にニューロダイバーシティの考え方が広まりつつあります。
個人の特性を個性の一つとし、その個性を戦力と考え、強みとして活かし、企業の発展に寄与してもらうというものです。
特性を強みと捉えその特性に合った仕事を提供し活躍してもらうことを企業は期待しています。
また、働く際に大切なこととして、
- 働く目的を明確にする
- 健康を第一に考える
- 困った時は1人で悩まない
- ありがとうを口癖にする
などがあげられます。
セミナーに参加されたbiz.mateの皆さんの学び
会場やzoomでセミナーに参加されたbiz.mateの皆さん、セミナーを聴講した後から早速行動に変化が見られ、「ありがとう」という言葉が飛び交い、今後の就労のイメージが鮮明になった様子でした。
また、biz.mateの皆さんからのコメントには、
Aさん
“ビジネスで基本だと長らく言われてきた“ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)”が、現在では“かく(確認)・れん(連絡)・ぼう(報告)”へ、という話がとくに印象に残りました。”
Bさん
“以前、(Tech.neoの)eラーニングの動画学習をした際に、確連報(かくれんぼう)が出てきたことを思い出しました。”
Cさん
“セミナーの最後の方では腸活について私も緊張すると胃やお腹にきてよく下すことがあるので定期的にストレッチをして体をリラックスしてあげようと思いました。また、私がよく読んでいる漫画「はたらく細胞」についても出てきたので嬉しいと同時にびっくりしました。”
Dさん
“以前の職場で他部署から来られた上司と同僚間で報連相ができていませんでした。もし当時に「かく(確認)・れん(連絡)・ぼう(報告)」が浸透していたら…過去の経験と今回知った「かく(確認)・れん(連絡)・ぼう(報告)」を次の職場で活かしていきたいと思いました。”
Eさん
“企業が求める人財像ということで、健常者・障がい者関係なく、求められることは求められるということが学べたのは良かったのではないかと思います。これから実習などが増えてくると思います。しっかりと取り組みを加速していただければと思います。”
Fさん
“セミナーでは感謝や基本が大事だということを学びました。今日から、「ありがとう」という言葉を増やしていけるように実践していきます。”
Gさん
“勤怠、報連相、仕事の完成度を求められるところは健常者とさほど変わらないという印象を受けました。
特にIT分野で活躍する障害者が求められているという話はありがたいなと思いました。
まずは自分の出来る事から取り組んで自分を成長させられるように頑張りたいと思います。”
といった言葉をいただきました。
今回、このような貴重なお時間を作っていただきましたNTT西日本ルセントの林様、地域創生包括支援協会の皆様、誠にありがとうございました!