職業訓練校エールテクノシステム様で多様な働き方について講義をさせていただきました!

7月2日午後、職業訓練校エールテクノシステム様にて、「多様な働き方と障害者雇用支援・メンタルヘルス」をテーマとした講義を行いました。

講師は、弊社のサービス管理責任者が務めました。

会場では、参加者の皆さまが熱心に耳を傾ける姿が印象的で、多くの方にとって、今後の働き方や支援制度について考える良い機会となったようです。

働き方の変化とメンタルヘルス支援の選択肢

講義の前半では、現代における「多様な働き方とメンタルヘルス支援の現状・連携」についてお話ししました。

正社員・契約社員・パートといった従来の雇用形態に加え、フリーランス・副業・業務委託・リモートワークなど、働き方は急速に多様化しており、。働く場所や時間、使用するツール、仕事に対する価値観も変わってきています。

こうした環境変化のなかで、ストレスや不安を感じたときに活用できる福祉・医療サービスの選択肢を知ることの重要性、そして障害者雇用の実例を通じて、「違いを持つ同僚との共生」について理解を深めることの大切さを伝えました。

ストレスと上手に付き合う「コーピング」の考え方

講義の後半は、「ストレス」とその対処法であるストレスコーピングに焦点を当てて展開しました。

まず、就職活動や新しい環境において生じやすいストレスの種類を、時期ごと(面接・入社前後・試用期間中など)に具体的に紹介しながら、ストレスの定義や影響(不眠・イライラ・食欲変化など)、そして個人差のある「ストレス耐性」について解説しました。

そして本題である「ストレスコーピング(対処法)」では、問題焦点コーピング・情動焦点コーピング・ストレス解消型コーピングの3つの考え方を紹介しました。

また、専門家によるカウンセリングの有効性や、ストレスが重ならないよう工夫することの重要性にも触れ、自分に合った対処法を知ることが長く働き続けるための鍵であることをお伝えしました。

障害者雇用と共生社会に向けて

講義の終盤では、「障害者の就労支援と多様な人材との共生」をテーマに、より広い視点でお話を展開しました。

現在の職場には、国籍や文化、年齢、性別、家庭環境、障害の有無など、多様な背景を持つ人々が共に働いています。企業側も人材不足に対応する中で、ダイバーシティ(多様性)を重視する傾向が高まりつつあります。

特に、外見からは分かりにくい障害や特性を持つ同僚と協力して働くためには、小さな気配りや声かけ、コミュニケーションの工夫が重要です。お互いの違いを理解し合うことが、職場全体の働きやすさにつながります。

また、質疑応答の時間では「定着支援は必ず必要か?」といったご質問もありました。支援は必須ではないものの、安定して長く働き続けたい方にとっては非常に有効であるということをお伝えしました。

おわりに

今回の講義では、働き方の多様化に伴うストレスへの向き合い方、障害のある方の就労支援、そして共生社会に向けた考え方について幅広くお話をさせていただきました。

講義後の質疑応答では参加者から多くの質問が寄せられ、皆さまの関心の高さがうかがえました。
一人ひとりの状況に応じたサポートや気配りが、誰もが安心して働ける社会を形づくっていく鍵となります。

これから働くことを目指す皆さまにとって、今回の講義が少しでもヒントや気づきにつながれば幸いです。

エールテクノシステム様、講義の場をいただきありがとうございました。

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